2013/08/19

六代目と言えば





































約30年前の映像を頂きました。嬉し。
まだ勘九郎時代の勘三郎丈の映像です。

現在の勘九郎丈とほぼ同じ歳。感慨深い。



今月の納涼歌舞伎、そんな勘九郎丈、七之助丈が交代でこの演目をなさっている真っ最中です。





鏡獅子とは「歌舞伎」といえばお馴染みの、長い毛をぐるぐるまわすアレです。


始めは、恥ずかしがりやの女小姓「弥生さん」が新春の宴に踊りを披露。
可憐に美しく、女形の艶やかな踊りの場面です。

やがて飾ってある小さな獅子の頭を持って踊っていると、
だんだんと様子がおかしくなって、

ついには手に持っている獅子の頭に引っ張られて、
花道を引きずられるように去っていきます。

この場面、手とその他の肉体が分離しているみたいですごい鳥肌が立ちます。



後半は、あんなに可憐だった弥生さんが「獅子の精」の姿となって、
ありえない程変貌し登場。
(歌舞伎はこういう大胆な変貌が大好き)

同じ役者がこの真逆とも言える二役を演ずる事がこの演目の見所です。





獅子の精になってから舞台に現れる台が「獅子の座」
現実世界から幻想世界へ変わる事の象徴で、

獅子の座の横には紅白の牡丹の木。

獅子は百獣の王、牡丹は花の王
めでたさや豪華絢爛の象徴。



生命力満ち満ちる、おめでた過ぎる演目です。




なんと素晴らしきご時世、現在のYoutubeには、

勘三郎さんもずっと尊敬されていた
六代目尾上菊五郎丈(勘三郎さんの祖父にもあたります)
の鏡獅子映像がアップされています(キラキラ!)

「六代目」だけでも通ずる程の伝説的な役者さんだったそうです。


しかもこの映像の監督は小津安二郎!(キラキラ!)