麗しいご案内を頂いていざ向かった今月の歌舞伎座。
新年のめでたい飾りに心が躍ります。
一番好きだったのは、昼の部の「鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)」
歌舞伎って本当に面白い事してるな〜と改めて思いますが、
おしどり夫婦でお馴染みの鳥"おしどり"のお話で、
夫の雄鳥を殺されてしまった妻の雌鳥が精となって現われて(着物はしっかり羽柄)、
そしたら雄鳥も精となって登場、
恨みが美しい舞いで表現される様がなんとも、絶世の光景です。
歌舞伎の"化けて精になったよネタ"大好き!
後ろで唄方さんが、これまたなんとも悔しそ〜うに唄われるのがすんごいんです。
美しいセット、生演奏、役者の踊り、絶妙な見栄で屋号をとばす大向こう、
全部が重なってもうビッシビシ鳥肌が立った瞬間が私が来てよかった♡
と思う至福の時であります。
「幕見席」という、予約なしで直接行って、
好きな演目だけちらっとお手軽に観られるものもあるので、
そちらでもオススメです。
やはり新年も、歌舞伎座は私のパワースポット。