2016/03/11

サエグサさんと



初めてちゃんと、彼のパフォーマンス映像を観たのは、
20歳になったばかりの頃だったと思う。


ビデオで観たエド・サリヴァン・ショーで衝撃を受けた時だと思う。

当時、Sisterを始める前の頃にバイトしていたバーで、今はもう無くなってしまったけれど
(後半からユミちゃんもたまに働いていました。たまにこの話出すけれどSisterの名前もそこのバーで生まれたんですよ)
そこにはスクリーン画面を設置していて、


「サエグサさん」という超ド級の映画マニア&60〜80年代音楽マニアの方が常連さんにいて、
とにかく色々なジャンルのDVDを毎週お土産に買って持ってきてくださって、
お店の棚はサエグサさんのDVDコレクションで埋まってたんです。

私が好きだったのはビートルズの「LET IT BE」のMV撮影ドキュメンタリーで、
サエグサさんが好きだったのは特撮オカルト物。特に「マタンゴ」という特撮ホラーは秀逸だった。

お客さんが少ない日にはこっそり昭和オカルトやエクシシストとか流していました。だから閉店したんだろうなぁ


特に映画&音楽通だったユミちゃんとマニアアック・サエグサさんが出くわす日ともなると、
サエグサさんがユミちゃんを喜ばせようと、
それはそれは重い映画ばかり流していた思い出があります。


そんなサエグサさんコレクションの中で一番多いシリーズだったのが
ドリフシリーズと、エド・サリヴァン・ショーシリーズで、
私はここでドリフの「志村!うしろー!」を学び、
エド・サリヴァン・ショーのティナ・ターナーの躍動を学んだものです。






















で、そんなエド・サリヴァン・ショーの中で
さらに衝撃だったのがこの人の登場でした。


名前は知っていたし、「ゲロッパ」の人というのも知っていましたが

凄まじい熱量と、果てて倒れて、かけられるマント。

なんだよこれ

でしたよね。



















あの時、何が起こっていたのか、

サエグサさんと観るエド・サリヴァン・ショーではわからなかったこと。

それが、約10年の時を経てこれを観られたことで、
やっとわかって、サエグサさんを思い出して、
サエグサさんとまたお酒を飲みながら観たいなと思いました。




ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン


































サエグサさんは頷きながら観るだろう。

深夜も3時を過ぎて、ユミちゃんはちょっと寝落ちしそうになっていて、
サエグサさんは頷きながら、スクリーンを眺めていたあのバーの光景がまだ残って、
愛おしい気持ちになって、

そういう、人間的な、合理的ではない部分を
思い出す映画でした。


6月公開予定だそうです。

これはね、人間勉強としてオススメなんです。


合理的な人生にはしないでくれないか。